2006年02月27日

決して無意味なことではないんだ

遠い地球の裏側で
雪につつまれた祭典が終わるころ
常夏の南の国々では
罵りあう叫び声が響き渡っている

僕は小さな島国にいて
ただパソコンの画面の記事を辿ることしかできないけれど
つい一年ほど前に一緒に汗を流した友たちが
寝たり食べたりおしゃべりしたりしている街の出来事なんだ

地球は休むことなく回る
僕がこちら側で眠っているとき
あちら側では誰かが朝の光を浴びて
今日一日の計画を立てる
それは決して楽しい計画ばかりじゃなくて
誰かを傷つけるために刃を磨く人もいるんだ

僕はその人を止めることはできない
傷つけられる「誰か」を助けることももちろんできない

…時々
自分が絶望的に無力に思えるときがある
遠い国の出来事ばかりじゃない
身近に転がる悲劇にすら何もできない僕なんだ


遠い国の友たちの顔が浮かぶ
 家族や大切な人たちの姿が浮かぶ
  映像で見た泣いている顔や笑っている顔
   世界中の人達の 運命に立ち向かう姿が浮かぶ

さしのべる手は宙を泳いで
 呼びかける声は風にまぎれて
  誰にどこに届ければいいのか
   想いすら流れる時にまぎれて…


パソコンの中の世界にはこの手も声も届かない
それでも募る想いをせめて凝視する視線にこめて
手を見る そして言葉をつぶやく
「決して無意味なことではないんだ」

決然と席を立ち 
今日一日の仕事に向かう

この手で行うひとつひとつが
この口で語るひとつひとつが

少しでもこの回り続ける地球の上に
喜びや幸せを積み上げてゆけるよう
「決して無意味なことではないんだ」
そう心に言い聞かせながら…

地球up.bmp
posted by 銀河ステーション at 03:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 詩:未来と平和のための祈り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんばんは。
 世界は今日も、どこかで悲しい出来事が起こっているんでしょうね。その規模が大きいとか、小さいとか、そんなことは関係なく、人の心が傷つけられたり、命を奪われたりすることに、何の差なんてありません。どれもとても悲しく、あってはならないことです。
 テレビを通じて、最近ではネットを通じて、そうしたものを簡単に目にします。簡単に見られるようになった一方で、それがただの『情報番組』の一つになってしまうことが、恐ろしいように感じています。
 悲しさの感情がマヒしつつある、そんな今の世界。そんな気がしてなりません。
Posted by 篩'Jim_a_e'獅師 at 2006年02月27日 19:46
たとえ1人の力が小さくても、PCの向こうにいる人たちのことを思い、日本の中の人たち、世界の人たちを思う時、そのことは決して小さくないと思います。
私にはその一人一人に手をさしのべる力はありません。
でも、その人たちのことを思い続け、祈り続ける時、そこには確かな力があります。
祈りは必ず届くと信じています。
自分にも実際に行動に起こせるようになったら、手をさしのべに行けばいい、そう思います。
今はお金も時間もないけど、いつかきっと、ね。
Posted by はんな at 2006年02月28日 11:32
>篩'Jim_a_e'獅師さん。
確かにおっしゃるとおり「悲しみの感情がマヒ」しつつあるように感じますね。昨年の終わりにもたくさん悲しい事件がありましたが、ほとんど忘れ去られている感があります。
ひとつひとつの出来事の重みをしっかりと感じ取れる自分でありたいと思います。

>はんな様。
僕もそう思います。祈りや思いは決して無意味なものではありませんよね。
僕自身「お金も時間」もない人ですが(…笑)、思い続け祈り続けることだけは忘れたくないと感じています。
Posted by 銀河ステーション at 2006年02月28日 19:41
無意味な事なんて無いですよ。
思う気持ちがある事が大切だって思います。

直接何かが出来なくても、
見えない人の笑顔を祈っていたいと ゆうたは思いますよ。
Posted by ゆうた at 2006年02月28日 23:10
>ゆうたさん
ありがとうございます。きっとそうですよね。
僕の思いもきっと届くし、誰かが投げかけてくれている思いも、きっと僕の心を支えてくれている。
目に見えない思いの大切さを最近しみじみ感じています。
Posted by 銀河ステーション at 2006年03月01日 03:12
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