2006年05月06日

東京

言葉たくみにすりぬけてゆく
人と出来事の流れの中を
ほんとの心はどこにある
決して交わることのない想いたち
この街の見渡すばかりの光の中に
何千万の生命が明滅している
いくつもの歓声と
いくつものため息と
交響する多彩な言葉の響きの中を
その深い意味を問うこともなく
通り過ぎていく異邦人の群れ
その足音すらいつしか曖昧な闇にまぎれて
君は誰を思いながら眠りにつくのか
そして次の朝誰の為に目を覚ますのか
スクランブル交差点の真ん中で
ふと抜けるような青空を見上げる
同じ空のした同じ光を浴びながら
頬をなでる風の記憶さえ僕らは共有しているはずなのに
その横顔を覚えていない

こみあげてくる 寂しさ

届かない 言葉を
こぼれ落ちた 想いを
見失いそうな 絆を
抱きしめながら 泣いている

東京夜景01up.bmp
posted by 銀河ステーション at 02:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 詩:歩き続ける日々に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんばんは〜。
 いつもながら、ぐぐぐ〜って胸に来ます、
 東京は・・・、不思議な街かも知れません。それは首都だからってことではなくて。
 賑やかでありながら、どこか冷たさや寂しさも常に隣り合わせ・・・。
 昔、都内で働いていたことがあったのですが、夜も早朝も、なんだかそうした不思議な感覚を覚えました。
 横浜には無い、世界を感じます。

 昔、深夜遅くまで働いていたとき、ラジオで朗読番組を聴いていたんですけれど、読んでいてその雰囲気を思い出しました。
Posted by 篩'Jim_a_e'獅師 at 2006年05月07日 00:37
田舎生まれの感傷のようなものですが、しっかり読んでくださって本当にありがとうございます。

でも、実際のところは結構東京が好きだったりするんですよね。住めば都というのでしょうか。親しい人も公私ともに随分増えてしまったし…。

ただ、時々むしょうに寂しくなるのも事実で、突発的に書いてしまいました。スクランブル交差点で空を見上げたのも実話です…。
Posted by 銀河ステーション at 2006年05月08日 17:44
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