2006年06月08日

海と空

小さな…
つまらないことばかりにとらわれて
足元ばかり見ていた
人と人とが肩をぶつけあう雑踏の中で
心までぶつけあっていた

ああ
どこまでも広がる360゜の海と空
ごつごつとした岩場に立ち
果てしない青空に向かって釣竿を飛ばすとき
心の中にわだかまるいろんな想いも
果てしない光と輝きの中に飛び散っていった

ごちゃごちゃ悩むことなんてないんだ
ただ信じるものに向かって想いを投げかけていけばいいんだと…

見えない海の底の暗闇に
それでも必ず魚はいる
何度も何度も餌を付け替えては放り投げる
空振りの続く時間の中で
それでも必ず「時」は訪れる

大切なのはあきらめないこと

あたりがくる
強烈な引きが海の底に潜る
戦いだ
何かをつかむための必死な戦いだ
ときに糸をゆるめ右に左に逃げるに任せ
おもむろに精一杯巻き上げる
空にまいあがり光る銀色の鱗
水しぶきまでが青空に輝く星になる
僕にとってそれは未来へと続く希望の光

この大いなる海と空から僕らは生まれた
そしてこの海と空に励まされながら生きている
「自分」という地獄にはまりかけたなら
この海と空の中に還ってこよう

360゜の海と空
太平洋上に浮かんだ孤島
波に洗われる巌の上に独り立つとき
人は決して独りじゃないことを思い出す

釣り人up.bmp
posted by 銀河ステーション at 19:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 詩:歩き続ける日々に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
当家のアラスカの別荘を思い出していました 六月はキングサーモンが解禁の月 ユーコンリバーの支流で 一人で格闘をして 450ポンドの鮭を釣った時の感動は今でも忘れられません ガイドに 新婚さんの為に ちょいとお小遣いを渡すと ガイドは即座に 針の先端にイクラをつけてくれます 鮭は隠す習性があるので 直ぐ食い付きます ハネムーナーはニッコニコ 僕等は一日格闘しても 一尾か二尾 黒々と 前の川を集団で泳いでいるのに 自然での一人ぽっちは 愉快で 大好きです 何故かと言うと 銀河さんのように 一人ぽっちじゃないから イヌイットの神様だっているんだもん!
Posted by 櫻灯路 at 2006年06月16日 11:28
>櫻灯路さま
アラスカ!素敵ですね。
釣りキチならば一度は行ってみたいところです。

うちの父親は開高健に影響されて、とにかくアマゾン川に行きたがっていました(生きているうちに果たせそうにはありませんが…)。
鮭は北海道で一度釣っただけですが、キングサーモン…読んでるだけで震えがきますね。

この詩の舞台は、伊豆の神子元島です。アラスカよりはかなり身近な場所ですが、久しぶりに自然に囲まれてすごく幸せな時間でした。釣果はいまいちでしたが、ささやかに刺身にしていただきました。おいしかったです。
Posted by 銀河ステーション at 2006年06月17日 07:27
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