2006年07月29日

心の定規

姿勢をまっすぐ保つことならできるけど
心をまっすぐ立てるのは意外と難しい

風が吹けばすぐに揺れたり倒れたり
時には自分自身の重さで歪んだりもする

いつもいつもまっすぐな心でいられたら…
信じる夢をはためかせたり
倒れそうな人の支えになったり
寂しいあなたの宿り木にさえなれるのに…

小さな頃
祖父に定規をつっこまれたっけ…

心の歪みを正せるような…
まっすぐな定規が必要なのかもしれないね

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2006年07月15日

『近頃の若者は…?』

どうしたの?遅かったね…と
問いかけるみんなに君ははにかんで
あのね…と話してくれた
公園の小さな出来事

巣から落ちた小さな雛が
弱りきって悲しそうに鳴いていた
空では親鳥たちが群がって
雛を狙うカラスを牽制していた

あまりにも巣の位置が高いので
可哀想に…と思いながらも近所の人は何もしなかった
急いでいた彼女もそのまま通り過ぎようとした

でもね…

必死に騒いでいる親鳥たちの声を聴いていると
今にも死んでしまいそうな雛鳥の姿を見ていると
なんだかほおっておけなくて
思わず駆け寄って ちいさな雛を手のひらに載せた

通りがかりの近所のおじさんからはしごを借りて
背の高い彼女はよじ登ったはしごの上から思い切り手を伸ばしてみた
でもやっぱり届かなくて そっと屋根の上に置いてみたけど
親鳥は警戒して降りてこなかった…

どうしよう

悩んだ彼女はおもむろに枝や葉っぱを拾い始めた
そう 小さな命のために
彼女はお母さんになったんだ

やっとできあがった手作りの巣の中に
雛鳥の小さな体を横たえて
もう一度はしごを登った彼女は
一番近いところにある枝の分かれ目にその巣を置いた

そんなこんなで遅れてしまったの
ごめんね

謝らなくてもいいよ…とみんなが思った
むしろ…ありがとう…と心の中で微笑んでいた

まだまだ捨てたもんじゃないな…と僕は心でひとりごと
近頃の若者は…なんてさげすむ人もいるけれど
別に鬼や化け物になってしまったわけじゃない
人としての暖かい心は彼らにだって宿っているんだ

どんな宝石でも 磨かなければただの石ころ
磨けば磨くほど輝きは増す
たとえ黒ずんで泥まみれになっている原石でも
心をこめて磨いてゆけば思いもかけない光を放つ

問題ばかりが目に付く世代でも
それはまだ本性を磨いていないだけのこと
信じて根気よく磨いてくれる誰かがいれば
見たこともない素晴らしい世代に生まれ変わるかもしれない

だってこんなに優しい心で
命を慈しむ少女がいる
そしてその女の子の話を聞いて
微笑む心をみんな持っている

生まれたときにはおぎゃあと泣いて
お母さんの胸に安らかに眠った
彼らなんだから…

信じてあげたい気持ちになった …夏の出来事

少女と雛02up.bmp
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2006年07月09日

Restart …たとえ遅すぎるとしても…

誰かのために
涙を流すことをしあわせだと言える
君たちに
僕の心は揺り動かされる…

そんな気持ちを
どこかに置き去りにしたまま生きてきた
この僕は
笑顔の君達を寂しく見つめる

今からでも間に合うだろうか…
  …意味ある人生だったといえるように
もう一度 走り出せるだろうか…
  …「青春」は遠く過ぎてしまったけれど

ただ ひとつだけ
確かに感じる救いの証しは
君達にあこがれる僕がいること

心は まだ 生きている…

Restartup のコピー.bmp
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2006年06月29日

小さな贈り物によせて…

紫陽花の季節もそろそろ終わり
少しずつ 暑い夏の日が近づいてくる

母の日が過ぎ…
父の日が過ぎ…
今年もあちこちで交わされたはずの
たくさんの「ありがとう」の言葉

我が家でも 小さな娘からのプレゼント
お父さんありがとう!の無邪気な言葉に
ふと思い出す 離れて暮らす父の面影
…今年は何もできなかったな…

こんなふうに
いつでも僕らは忘れてしまう
あんなに可愛がられてきたのにね…
一人で生きてきたような顔をする

この世にどんなに暴力と犯罪が満ち溢れても
忘れたくないことがある
どんな人間の心の奥にも
愛されて育った 大切な記憶がしまわれていると

一人で生きるなんてできはしないのだから
必ず寄り添って生きた愛があるはず
思い出すことができないほど遠くなっても
決して消えることはないその愛の記憶

たとえ虚しく思える努力だとしても
思いをこめて愛と命の歌を奏でてゆこう
見失い忘れてしまった人の心に
大切な愛の記憶を蘇らせるために…

母の日も 父の日も
きっとそのためにあるはずだから

生きることは愛すること
生きてあることは愛されてきたことの証しだと
誰もが忘れることがないように
たとえ忘れても 思い出すことができるよう…

たとえ怒りと憎しみがこの世界にあふれても
愛を歌うことを諦めはしない

君がくれた
小さな贈り物に思うよ…

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2006年06月28日

『この空を飛べたら』中島みゆき

イカロス01up.bmp

櫻灯路さんが加藤登紀子について書いておられた。
そこから連想して、ふと、この歌のことが思い出された。加藤登紀子の歌っているものも勿論いいのだが、この歌に限っては、やはり作り手である中島みゆきの歌ったバージョンの方が心に深くしみてくる。

   空を飛ぼうなんて悲しい話を
   いつまで考えているのさ
   あの人が突然戻ったらなんて
   いつまで考えているのさ…

空を飛ぶという叶わない夢を追いかけて走り続ける人々の姿に、恋に破れた悲しみを重ね合わせながら綴られるこの曲は、誰もが心の奥底に持つ根源的な痛みに触れているがゆえに古びない。

   ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね
   こんなにも こんなにも そらが恋しい…

イデアに憧れるプラトンの魂のように、地を這いずりながら生きる私達の心の中には、諦めきれない理想の世界への憧れと、求めても辿りつけない嘆きとが共存している。

他にも『ローリング』のように、夢破れた者たちをテーマにした歌が中島みゆきには多い。おそらくは70年代の学生運動盛んなころに歌を歌いはじめたが故に、その闘いと挫折の軌跡が彼女の感性に特別な一章を刻み込んでいるのであろう。

加藤登紀子も然り…である。

80年代後半に思春期を過ごした僕らの世代にとっては、学生運動は、本来ならば遠い昔話のはずである。ただ、過激なセクトに走った一人の友人の存在が、僕の青春時代の思い出に70年代を持ち込んでいる。

ヘルメットをかぶりピケをはり、広島から成田闘争までせっせと出かけていたその友人に、僕は必ずしも賛同的なわけではなかった。そもそも、人間を善悪二種類に簡単に分けてしまうマルキシズムの傲慢にどうしても僕はなじめなかったし、火炎ビンを投げることと、彼らの語る平和との関連が僕にはさっぱり呑み込めなかった。

しかし、表面的な刺激に溺れるバブル期の大半の学生を尻目に、己の信じる理想のためにひたむきに闘う彼の姿は、僕の心に特別な印象をもって刻み込まれた。

サークル団体の代表をしていたこともあり、彼は僕をオルグしようと熱心だった。そんな彼に対抗する意味もあって、僕は哲学や宗教にのめりこみ己の信念を構築しようと必死になった。

…結果的には、その時に出会った様々な思想、歴史上の人物の言葉や生き様が、今の僕自身の価値観を築く基になっている。

イデオロギーの時代は去ったと言われて久しい。しかし、人は心を先立てて生きる生き物である以上、価値観や信念を曖昧にしたまま筋の通った人生を歩むことはできない。

人としての生きる意味を問い、理想の人生や社会のあり方を模索する、そんな機会を持てるのは学生時代を置いて他にはないと僕は考える。社会の風潮故か、それとも現代っ子の気質なのか…、侃侃諤諤の議論もできない今の学生たちはかわいそうだとある意味思う。

革命運動にのめりこんだ特殊な友人との出会いと決別。その間、自分のよって立つべき足場を捜し求めた4年間が、僕にとってのシュトルム・ウント・ドランクの時代であった…。

   飛べるはずのない空 みんな分かっていて
   今日も走ってゆく 走ってく
   戻るはずのないひと 私分かっていて
   今日も待っている 待っている
   
   この空を飛べたら 冷たいあのひとも
   優しくなるような 気がして
   この空を飛べたら 消えた何もかもが
   帰ってくるようで 走るよ…
   
   ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね
   こんなにも こんなにも 空が恋しい…


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2006年06月26日

夜の246
ひとり車を走らせながら
来し方行く末に思いをはせる…

すれ違う車のヘッドライト
つかの間の出会いと別れ
まるで人生そのものであるかのように
二度とすれ違うことのない光たち

一期一会…
そんな言葉が心をよぎる

かけがえのない一瞬を置き去りにして
いったい僕はどこに向かっているのだろうか
アクセルを踏み
ブレーキを踏む
右に左にハンドルをきり
雨がこぼれたらワイパーで拭く
そんな繰り返しのひとつひとつは
確かにどこかに辿り着くため…

…のはずだよね

車を路肩にとめて地図を見る
僕は道を間違えていないか
確かにこの先にゴールはあるか

それは遥かな未来への問いかけ… 
そして
今まで歩いた日々への問いかけ

一本道なのにね…
それでも時に不安になるんだ
忙しく過ぎてゆく毎日の中
いつのまにか 流されるだけの僕がいる…

こうして人生の路肩に止まり
心の地図を広げるべき時もあるのだろう

僕は道を間違えていないか
確かにこの先にゴールはあるか…

夜の246
ひとり車を走らせながら
来し方行く末…
ささやかなこの人生を想う

道up.bmp
posted by 銀河ステーション at 22:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 詩:歩き続ける日々に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月16日

もう一度…

人の醜さや愚かさを見つめ続けていると
いつしか 自分の心の中まですさんでしまう
確かに それは現実だけれど
人は 決して現実の中だけに生きるんじゃない

夢を描いたり 未来を語り合ったり
なりたい姿を思い描いて
少しずつ 少しずつでも
成長していくのが生きるということ

最初からいい人なんていない
誰だって赤ん坊のころには自分のことしか考えなかった
そうだろう
でも 少しずつ誰かを思いやることを覚えていくんだ

だから 僕は信じたい
誰もが冷たい顔で行き過ぎる
こんなに寂しい世界だったとしても
かならず変えてゆくことが出来ると…

愛することの喜び
ともに生きてあることの嬉しさを
確かめながら 分かち合いながら
少しずつ 少しずつでも

そう もう一度 ここから始めてみようと思うんだ…

コピー 〜 ヤ椅子壁紙.bmp
posted by 銀河ステーション at 05:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 詩:未来と平和のための祈り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月13日

metamorphose

そのままでいいんだよ…
ありのままの君でいいんだよ…
月並みな言葉でも そんなふうに慰められたいと思うことがある
でも それだけじゃダメなことも知っているんだ

たどりつきたい場所があるから
かなえてゆきたい夢があるから
人は変わってゆくべき生き物であり
絶えず自分を乗り越えてゆくべき存在だから

さなぎが蝶になるように
古い殻を脱ぎ捨ててゆくことは
いつでも身悶えするような苦しみ…
でも それは美しい未来へと続く産みの苦しみ

もしも 僕を愛してくれているのなら
厳しい言葉を投げつけて欲しい
このままじゃだめだ…と
お前はこんなものじゃないんだ…と

きっと その言葉から未来が生まれる
新しく生まれ変わった自分に出会える
きっと それこそが生きてあることの意味
人として歩み続けることの意味…

僕は そう思う




生まれ変わりup.bmp
posted by 銀河ステーション at 08:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 詩:誰かへ そして自分へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

梅雨の晴れ間に…

…おはよう…

柔らかな光に挨拶しながら
紫陽花の咲く小径をすぎる

光は愛のようだとふと想う

あじさいup.bmp

見えないけれど 優しい
どんな人にでも同じように注がれる

「あなたがたの天の父が完全であるように
あなたがたも完全なものとなりなさい」

愛になりたい
この柔らかな光のように なりたい
posted by 銀河ステーション at 04:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 詩:未来と平和のための祈り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日

海と空

小さな…
つまらないことばかりにとらわれて
足元ばかり見ていた
人と人とが肩をぶつけあう雑踏の中で
心までぶつけあっていた

ああ
どこまでも広がる360゜の海と空
ごつごつとした岩場に立ち
果てしない青空に向かって釣竿を飛ばすとき
心の中にわだかまるいろんな想いも
果てしない光と輝きの中に飛び散っていった

ごちゃごちゃ悩むことなんてないんだ
ただ信じるものに向かって想いを投げかけていけばいいんだと…

見えない海の底の暗闇に
それでも必ず魚はいる
何度も何度も餌を付け替えては放り投げる
空振りの続く時間の中で
それでも必ず「時」は訪れる

大切なのはあきらめないこと

あたりがくる
強烈な引きが海の底に潜る
戦いだ
何かをつかむための必死な戦いだ
ときに糸をゆるめ右に左に逃げるに任せ
おもむろに精一杯巻き上げる
空にまいあがり光る銀色の鱗
水しぶきまでが青空に輝く星になる
僕にとってそれは未来へと続く希望の光

この大いなる海と空から僕らは生まれた
そしてこの海と空に励まされながら生きている
「自分」という地獄にはまりかけたなら
この海と空の中に還ってこよう

360゜の海と空
太平洋上に浮かんだ孤島
波に洗われる巌の上に独り立つとき
人は決して独りじゃないことを思い出す

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posted by 銀河ステーション at 19:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 詩:歩き続ける日々に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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